今年の夏は記録的猛暑でしたね・・・
ほんとに暑い日が続きました
夏に汗をびっしょりかいてしまった着物を、そのまましまい込んでしまうのは
とっても危険です
初めは見ても分からないほど小さな汚れでも、時間が経つと広がったり
シミの原因になってしまいます
陰干しをするのはもちろん、ひどく汚れた時や、当分着ないものは
専門店にお手入に出してから、しまうようにしましょう
そして効果的なのが「虫干し」です
虫干しでほとんどのトラブルを防げると言っても、過言ではないでしょう!
「虫干し」とは・・・
きものや帯の湿気を払い、害虫を除き、しみの点検をする目的で
古くから行われてきました。
虫干しは空気が乾燥しているときに行います。
目安としては、晴天が二日以上続いた、湿度の低い日を選ぶと
よいでしょう。風通しのよい部屋で、きものハンガーにかけ、陰干しし
部屋の照明も消しておきます。
午前中から午後早いうちにかけて、半日程度が目安です。

特に湿気は、きものの大敵
どんなに丁寧にしまっていても、しまったままでは湿気を帯びて
ガスがこもってしまうことがあります
長い間しまったままで、久しぶりに開けてみると変色していた!
なんてことはありませんか?
それはガスが原因かもしれません。
ときどきタンスを開けて空気を入れ換え、半年か年に一度は
きものを虫干ししましょう
一度に全部と思うとおっくうになるので、一枚ずつ干すのでもよいでしょうし
たとう紙を開いて、たたんだまま風を通すだけでも効果的です
そして、虫干しに気を配るだけでなく、ときどき着て活用することが
きものにとって大切なことなのです
それでも、カビやシミなど変色してしまった場合でも諦めることはありませんっ
悉皆のできる専門店なら、汚れたきものや帯を蘇らせることができるのです
「悉皆」とは・・・
「悉く(ことごとく)皆 生かす」という意味からきています。
丸洗い・洗い張り・しみ抜き・汗抜き・染め替え等のお手入全般を
指しています。落ちない汚れをカバーするための特別な加工や
リフォームなど、きものを蘇らせる技術です。

詳しくはつむぎ屋本店HPをご覧下さい)
saishokunaosi.jpg
         <彩色直し>一例
   柄の中のシミやカビなどを、きれいに隠します。
   また、派手な柄を地味にしたり、地味な柄を派手にしたりと
   イメージを新たにすることが出来ます。
そして、来る10月23日(土)に「きもの相談会」
開催したいと思います
例えば・・・着用後の汚れ落とし、黄ばみやカビのきた裏地の取替え
派手になった着物をなんとかしたい・・・、お母様の着物を仕立直して
お嬢様に譲りたい・・・などなど。
普段ちょっと気になっていることでも結構です
お気軽にお立ち寄りください
とき : 10月23日(土)     
         10:00am~18:00pm
ところ : ホテルサフラン 5F      
          0790-63-0003
日本人は昔から、ものを大切にしてきました
以前「モッタイナイ」がブームになりましたが、そのもったいない精神で
昔の人は、古くなったきものを悉皆の技術で何度も繰り返し着ていました!
「ものを大切にする」という当たり前のことが、悲しいことに
現代の私たちには、疎かにしがちになっているように思います
「ものを大切にする」という日本の誇るべき文化であり心を
守り伝えていく、そういう使命も呉服屋にはあると思っております。
「古典美の心を伝えて・・・」
当店、つむぎ屋本店のサブタイトルですが、少しでも多くの方に
素晴らしい日本の文化を伝えられたら・・・と日々想うのでした