今回の大創業祭 特別企画は

ブータン王国 秘境の染織工芸展です。

国民総幸福度97%の国、ブータン王国。

一昨年のブータン国王・王妃の来日のニュースは

記憶に残っていらっしゃる方も多いと思います。

世界一幸せな国と言われるブータン王国の

染織工芸を特別にご紹介いたします。

 

ブータンは中国とインドにはさまれた、九州と同じぐらいの面積

しかない小さな国です。

人口は約70万人。

国土のほとんどがヒマラヤ山麓で、気候は中国側の亜熱帯から

インド側の亜熱帯まで、まさに「桃源郷」なのです。

 

厳しい気候風土の中、鎖国時代が長く、近代化は遅れていますが

経済よりも国民の幸せが大事という政策の国だからこそ

国民の幸福度が高いと言えるのでしょう。

 

(ブータンの美しい文様の織物と工芸品)

 

そして、ブータン王国といえば「龍」の国。

チベット仏教のドゥク派の高僧によって

1961年政教一致の国家統一がなされました。

「ドゥク」とはチベット語で「雷龍」を意味しています。

ブータン王国の国旗にも描かれていますが

ブータンの人々は、とても龍を大切にしています。

 

ワンチュク国王が被災地を訪れたとき

福島県相馬市の小学校で語られたお話です。

 

「自分の龍を育てよう」

皆さんは、龍を見たことがありますか?

私はあります。王妃もありますね。

龍は何を食べて大きくなるか知っていますか?

龍は経験を食べて大きく成長していくのですよ。

私たち一人一人の中に「人格」という名の龍が

存在しているのです。

その龍は年を取り、経験を食べるほど

強く、大きく、なっていきます。

人は経験を糧にして、強くなることが出来るのです。

 

そして何よりも大切なことは

自分の龍を鍛えて、きちんとコントロールすることです。

この「龍」の話を、私がブータンの子どもたちにする時には

同時に「自分の龍を大切に養いなさい。鍛錬しなさい。」

ということを言っています。

わがままを抑えることや、感情をコントロールして生きることが

大切なのです。

 

 

福島の子どもたちは、想像を絶する体験をしてきました。

この辛い経験に光りを当てる、素晴らしいお話だったと思います。

輝ける未来のある子どもたち。

きっとこのワンチュク国王のお話は、福島の子どもたちの心に

届いたことでしょう。

 

そして、このワンチュク国王の被災者激励のエピソードを知り

画家の塩谷栄一氏が「龍で恩返しをしよう」と龍を描いた水墨画を

ブータンを訪れ、国王夫妻に直接寄贈しました。

 

今回の大創業祭特別企画として、塩谷栄一氏に来場していただけることに

なりました!

ここでしか聞けない貴重なお話や、作品も展示されます。

 

現代の日本人に欠けてしまった「本当の幸せ」が

ブータンでは守り伝えられているように思います。

ぜひ、この機会に「幸せの国ブータン」を感じてみませんか?

(西陣織りで織り上げた国王夫妻の肖像画)

 

とき : H25年5月18日(土)~20日(月)

ところ : じばさんびる 9F

      姫路市南駅前町123  (079)289-2832